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news 2018.08.20
ラグの”ホールセール”のご案内
インテリアショップ「G.E.M」では、定期的にギャッベやトライバルラグ、ペルシャ絨毯などの買い付けにイランへ行っています。
今年で11年目になる当店ですが、開店当初から取り扱いをさせていただいているイランのハンドメイドラグ。
それより以前にも、当店のオーナーが長年ペルシャ絨毯に携わる仕事をしていたという経緯もあり、今では「家具とラグのインテリアショップ」という形で店舗運営をしています。
そもそも、イランのハンドメイドラグには、いくつか種類があります。
- GABBEH / ギャッベ
- TRIBAL RUG / トライバルラグ
- PERSIAN RUG / ペルシャ絨毯
などです。。
もちろん他にもあるのですが、まずは簡単に、それぞれどういったものなのかをご紹介!
GABBEH / ギャッベ
ギャッベとは、遊牧民たちが、自分たちが生活する中で編み出された敷物。
家畜である羊の毛を刈り込み、そこから糸を紡ぎ、それを織って作り上げました。
遊牧民は、季節などに合わせて生活する場を転々と移動します。
住居も当然移動させるので、丈夫ながらも畳んで移動させることのできるテント式の家を使うのですが、座るところは自然と地べた。
芝生の生い茂った場所なら良いのですが、そういった場所ばかりではないので、座っても痛くないように共に暮らしている羊の毛を使い、毛足の長いラグを作り出したのです。
ギャッベには、「短く刈り込まれていない」などの意味がある通り、毛足が長く、目が詰まっていて、クッション性があります。
近年、よく見かけられるようになった「ゾランヴァリ」のギャッベなんかがとても有名ですよね!
当店では、上の画像のように、少し凝ったデザインのギャッベを多く取り扱っています。
TRIBAL RUG / トライバルラグ
トライバルとは、「種族、または部族」などの意味があります。
ギャッベなどを作っていた遊牧民は1つの民族ではなく、多数存在していました。
その部族には、元来、それぞれ独自の模様「ギュリ」というものがあり、その自分たちの模様を、ラグにも描きだしたのが始まりとされています。(所説あります)
そのうちギュリだけでなく、様々な意味合いを含ませた模様をえがくことで、無地だったギャッベにアート性が加わっていきました。
そうしてできたのがトライバルラグ。
(便宜上こういった模様のイランのラグをこのように呼んでいますが、素材や品質、織り方はギャッベと同じです。)
アメリカやヨーロッパでは、そのアート性だけでなく、土足で使用しても長年使えることから、広く親しまれています。
リビングのラグとしてだけではなく、空いているスペースにポンと敷くアクセントラグとしての使い方もできるので、インテリアとしての幅も広がりますし、
2枚と同じものがないデザインなので、自分の部屋らしさ、「オリジナリティ」も感じられます!
ギャッベでは少し物足りないかなー、ギャッベを敷くと少しポップになるかなーと感じる方にはおすすめのラグです。
ペルシャ絨毯
「世界一のラグ」と言われているペルシャ絨毯。
イランには専門の工房が数多くあるのですが、そこでプロの職人たちによって制作されている絨毯で、手織りとは思えない芸術性の高さと、品質の高さが最大の特徴です。
ウールで作られるものと、シルクで作られるものがあり、サイズやデザインも様々。
設計図をかくデザイナー、染色の職人、織る職人など、それぞれ専門の職人がおり、一枚の絨毯にたくさんの職人が携わっています。
ギャッベやトライバルラグ、ペルシャ絨毯は、裏を見ると、細かな点々が集まって模様を形成しているのが分かります。
この点々は、ひとつひとつが結び目で、点描画や、画素数と同じ原理。
この点々がより細かく、より精密に配列されていると、表面に優美な模様となってあらわれます。
ペルシャ絨毯は、この点々がとても細かいため、息を飲むほどの美しさが表現できるのです。
メダリオンと呼ばれる中央のデザインは、イスラム教のモスクの天井画をモチーフにしています。
詳細はこちらのブログにも。。
こういった種類のラグを展示している当店ですが、この度、ホールセールにもご対応させていただくことになりました。
ラグを取り扱いたい!、レストランやアパレルショップなどの店舗にラグを展示したい!そういった時は、お気軽にお問合せ下さい!!
当店オンラインショップには現在少量しかラグの掲載ありませんが、多数取り揃えております。
随時更新してまいりますので、お時間あるときにチェックしてみてください!!
イランのハンドメイドラグは、どれも芸術性が高く、機械織りのカーペットにはない深みのある味わいを見せてくれる、素晴らしいものたちです。
また、すべて一点物で、同じものは2枚となく、オールド、ヴィンテージとなることで、より一層経年変化を楽しめる、丈夫で優れた品質も魅力。
ですので自信をもって、ご提案させていただきます。
その他にも、現在インフルエンサーにも注目されており、人気がふつふつと沸いてきている「BENI OUARAIN / ベニワレン」なども取り揃えております。
また、インテリアショップをされている方々には、ラグの展示会もさせていただいております。
それぞれのお店の雰囲気に合わせたラインナップで企画をご提案いたしますので、こちらも詳しくはお問合せ下さい!
店舗TEL:052-861-1522
メールアドレス:web@gallery-excellcence.com
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event 2018.08.05
今年もやります!【北欧の雑貨展】-暮らしに寄り添う北欧デザイン-
昨年のお盆明けから開催しました、「北欧の雑貨展」
おかげさまでたくさんの方々にご来店いただき、北欧の定番インテリアグッズや、北欧デザイナーの雑貨、珍しいアイテムを、手に取ってみていただくことが出来ました。
そこで、今年も開催します、【北欧の雑貨展】!
今回も、デンマークの人気ブランド「KAHLER/ケーラー」をはじめ、たくさんの北欧雑貨を展示。
さらに昨年とはまた違ったインテリアグッズもご用意しております。
開催期間は、9月8日(土)~9月24日(月)までの2週間!
洗練されたデザインと色使いの北欧雑貨たちは、
日本のライフスタイルにも取り入れやすく、それでいて機能的!
北欧雑貨は、常時当店でも取り扱いがありますが、これほどの数が一度に集まる機会はこのイベントだけ!
ぜひ、北欧の雑貨を実際に目で見て、手で触れて、楽しんでください!!
2018年9月8日(土)~9月24日(月)
interior shop G.E.M -
rug event 2018.08.01
ペルシャ絨毯ってどんなもの?
「ペルシャ絨毯」と聞くと、どういうイメージを思い浮かべるでしょうか?
「高価なもの」とか、「名前は聞いたことあるけど…」とか、漠然としたイメージを持っているだけで、近寄りがたい、そんなにちゃんと見たことがない、という方も多いと思います。
そんな方々にはぜひ読んでほしい!
手織りのラグ、その魅力を少しでもお伝えできればと思います!
まず、ペルシャ絨毯とは、こんなもの!
複雑な曲線や模様が描かれており、種類も色もサイズもさまざま!
ペルシャ絨毯は、「敷く芸術品(アート)」とも言われている通り、芸術性がすごく高いんです!
手織りの絨毯なのに、機械織りのその他の絨毯より、精密な柄が描かれていて、とても人の手で作ったとは思えないようなクオリティです。
ペルシャ絨毯の定義は、簡単に言えば「ペルシャ地方で作られた手織りの絨毯」です。
ペルシャ地方、つまり、現在のイランですね!
そこで作られたものが、一般的にはペルシャ絨毯と言われています。
そんなイランですが、正式名称を「イランイスラム共和国」、首都は北部にあるテヘラン。
国土は日本の約4.4倍、人口7800万人と、中東では2番目に多い人口の国。
気候は大半が乾燥地帯で、標高が高いため寒暖の差が激しく、日中と夜の気温の差が激しいです。
宗教は、イスラム教徒が過半数を占めており、街にはイスラム教の教会である、ドーム状の屋根を有した建物「モスク」があります。
そんなイランには、自国で作ったペルシャ絨毯を、海外から来るバイヤーに紹介するようなマーケットがいくつかあります。
当店の場合は大体年に2~3回くらいのペースで、買い付けに、イランを訪れます。
テヘランのバザールの風景。
こんな風にたくさんの絨毯が積み重なって、大量に集まっています。
この中から良さそうなものを広げて見せてもらったりします。
!!??
折りたたまれた絨毯の上にネコちゃん!!??笑
イランでは、けっこう見かけるネコちゃんたち。
イランの人たちは、生活に溶け込んでいるためか、ネコがくつろいでいようと、あまり気にしません。
日本が細かすぎるのかもしれませんが。。。
マーケット以外にも、絨毯を作っている工房に直接お邪魔することもあります。
工房では、実際に作っているところを見せてもらったりできるので、ペルシャ絨毯がどうやって作られているのか、
簡単にご紹介します。
素材は、主に、ウールとシルク。
写真は、シルクの糸を染めているところです。
草木で色を出した染液の中に、シルク糸をつけこんで、染まったら取り出して乾燥させます。
一口に、ピンク、赤、青、といっても色の種類は無数にあります。
工房では、何十種類もの調合や、染め方を使い分けて、さまざまな色に染め上げていきます。
この技術がないと、芸術性の高い絨毯を作ることができないので、染め方は企業秘密!
目に映るだけでもかなりの種類の色!色!色!
こういった棚がずらりと並んでいて、一枚のペルシャ絨毯には、平均20色ほど、工房によってはその倍以上の色を使い分けていることもあります。
染めは、主に草木染め。イチジク、昆虫、木の根、幹などが原材料として使われます。
日本の藍染めなどと同じで、とても奥が深い工程です。ちなみにイランでも、藍色(インディゴブルー)は、同じ藍染めの素材で染められることが多いです。
そうやっていろんな色に染められ、細分化された色の糸を、うまく使い分けることで、柄に立体感を持たせたり、模様を際立たせたりして、ペルシャ絨毯の文様は描かれていきます。
染色された糸は、織り機の上部に掛けられます。↓↓
絨毯は、こちらの画像のような織り機に、基礎となる縦糸を掛けた状態から、作られます。
その縦糸に、画像の上部にある色々な色の糸から、設計図を見てその場所に適した色を、結んでいきます。
画像上部にある、方眼用紙のようなものが設計図。
これを見ながら、縦糸に糸を結び付けてカット、その隣の縦糸にまた糸を結び付けてカット、という作業を何回も何回も繰り返します。
ペルシャ絨毯は”織る”というより、”結ぶ”というほうが実は正しい表現。
縦糸に染色された糸を結んで、切って、隣の縦糸にまた結んでまた切って、の作業を繰り返して、作られたもの。
絵画で言えば、点描画のような感覚で作られています。
実際、絨毯の裏側を見ると、まさに点描画。規則正しく並んだ結び目が、点描画のように模様を表現しています。
ちなみに。。この写真の絨毯では、横が80cm、縦が120cmくらいのものを作っているのですが、大きさで言うと大体玄関マットサイズ。
これを職人さんが一人で担当し、毎日毎日こつこつ結びあげていって、大体1年~1年と半年くらいの期間がかかります。。。
気の遠くなる作業…
寒くても暑くても、体調が悪くても心配事があっても、毎日同じ力加減で、均一に結んでいく。。
結ぶ強さが一定でなかったり、一つ横にずれただけで、均一性がくずれ、そこにあるはずの芸術性が崩れていきます。。
さすがプロの職人さんですよね!!
そうやって長い時間をかけ、糸を紡ぎ、染め、図面をかき、織る。
何人もの職人さんが携わって、一枚の絨毯を作り上げる。
妥協はなく、丁寧に、繊細に。。
そして息をのむような美しいペルシャ絨毯はできあがります。
同じデザインのものはなく、すべてが一点物。
伝統的なアラベスク文様や、モダンな幾何学模様など、工房によって種類もたくさんです。
店頭では随時、いろいろな種類のものを展示しております。
ペルシャ絨毯はもちろんのこと、いま話題のギャッベ、モロッコの白いベニワレン、イランの遊牧民が作るトライバルラグなどなど。
きっとお気に入りの一枚が見つかりますので、ぜひ、ご来店ください。
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event 2018.07.06
3日間限定! Botanical Fair -グリーンのある暮らし-
8月のイベントのご案内です!
8月3日(金)、4日(土)、5日(日)の3日間、店内に大量のインテリアグリーンが並びます!
今回は、「グリーンのある暮らし」をテーマに、
日々の暮らしを豊かに、そして理想の暮らしへと近づけてくれる植物を集めています。
手軽にお部屋に取り入れることのできる小さめサイズの植物や、インテリアとしての存在感たっぷりの大きな観葉植物。
お部屋に緑があると、それだけでリラックスできますよね!
観葉植物には、心を癒してくれるリラックス効果だけでなく、
空気中の有害物質を吸収し、カビなどの胞子を抑制、さらにはマイナスイオンを発生させるなど、
空気清浄機能に優れていることを、さまざまな研究機関が実証しています。
コーディネートだけでなく、かなり機能的なんです!
また、今回のイベントではプレゼントを用意!!
期間中、当店の「facebook」または、「instagram」をフォローしてくれた方には、ちっちゃなサボテンをプレゼント!!
もちろん既にフォローしていただいている方も対象です!
数には限りがありますので、ぜひお早めにお越し下さい!
3日間だけの限定「Botanical Fair」お楽しみに!
2018年8月3日(金)~5日(日)
interior shop G.E.M -
news 2018.07.05
お盆休みのお知らせ
8月13日(月)~17日(金)までの間、お盆休みのため、休業とさせていただきます。
皆様にはご迷惑をおかけしますが、宜しくお願いいたします。
なお、18日(土)からは、通常通り、営業いたします。
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